4月14日、関西メデイカル病院から突発性難聴中等症の診断症を交付していただき、その足で障害者手帳交付申請書を提出しに豊中市役所へ行った。
5月1日に障害者手帳を交付していただき、それを持参して5月9日に補聴器給付金の手続をしに豊中市役所へ朝一番に行った。補聴器購入時の見積書が欠けていたので、市役所最寄りの阪急岡町駅西側に位置する豊中補聴器センターへ行き、聴覚検査の結果、補聴器技能者の資格を持つ担当者の薦める、フォナックの耳あな型両耳用に決め、即耳の穴の型をとられた後、書いていただいた見積書を持参して、ヨボヨボジジイ豊中市役所へ取って返した。
5月27日(土)ヨボヨボジジイ補聴器初装着。(補装具費支給券後日提出)理想の音量の70パーセントと補聴器技能者の説明。ギンギョンガガガガビイーギャンギュンギュン、外へ出てとたん、駅前の樹木の葉を揺らす風の音がヨボヨボジジイの脳を揺さぶった。スゲー!眉間に皺をよせたがヨボヨボジジイは落胆しなかった。街の音が、風の音が聞こえるやん。正常時の耳が聴く優しく分別のある音とは全然違うけど。言葉は正常時の緻密さや透明感がなく混濁して聞こえ、意味不明な部分もあるけど。・・・・聞こえるやん。
補聴器初装着して3分。初めて仕事についた経験の浅い反抗期の若い補聴器はヨボヨボジジイに暴力的だ。
ヨボヨボジジイに反抗的な新しい耳(補聴器)を紹介しよう。
風の音、潮騒、鳥の声、せせらぎの音、人の声、音楽、その他の音、69歳まで私はその音を聞き、その中にある生命の兆しを享受することができた。聴覚を失った今、その音の記憶があるヨボヨボジジイは幸運なのだと強く思う。
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