2023-02

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「雑種犬チョー助のまだら模様」たったバケツ2杯の海水で、死ぬまで恩を忘れない雑種犬チョー助の義理と人情と失恋物語。

 偶然、私(中学生)の近所に引っ越してきて、突然馴れ馴れしく尻尾を振るものだから、気まぐれにじゃこ天を放り投げたら大きな口でナイスキャッチ!で私と同級生の関係になった、雑種犬チョー助君。 1 2 3 4 ...
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2023年(15) 鼓室内ステロイド療法2回目。ヨボヨボの身体機能の適応力、反発力に、ジジイ一瞬光を見る。

 一週間前、鼓膜を切られ、鼓室内にステロイドを注入された初体験のショックで、身体がグル〜リ、グル〜リと空中で4、5回転し、船酔い状態におちいったヨボヨボジジイ、「ピザ生地やん!」と意地のへなちょこボケをかますのが精一杯やった。一週間経ち、...
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2023年(14) 鼓室内ステロイド療法1回目。またしても関西メディカル病院の戦略にはまった。ヨボヨボジジイくるくる回されるピザ生地になる。

 鼓膜にメスを入れる!あんなでっかいメス、耳ん中入らへんやろ!無理にいれたら血だらけや!アホ!ヨボヨボジジイビビってんねん、鼓膜を切るって、水でパンパンの風船を切るようなもんや。頭がバーンと破裂して脳みそが日本中に散乱や。メガネの先生とよ...
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2023年(13) 11日間のコロナ隔離が解除。1月26日退院。看護師さん、リハビリの若者、ありがとうございました。

 関西メディカル病院の他のスタッフの方々もありがとうございました。  入院(コロナに感染し突発性難聴併発)1日目から、ヨボヨボジジイの頭の中を占領していた幻聴は降りしきる雨音で、今日は本物の雨音か?と期待して、朝の窓を覗くと光があふ...
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2023年(12)  コロナ隔離病棟の人々。二度あることは三度ある。ヨボヨボ達の幸運を祈る。

 うなだれて車椅子に乗った511号室のおばあちゃんが退院。焦茶色のダウンジャケットに、小さな紙袋を一つ膝に乗せて。看護師さん一人付き添う。5F、ナースステーションの前のエレベーターに乗り込む。看護師さんが話しかける。おばあちゃん小さく笑う...
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2023年(11) 重力のある「沈黙」の圧力から、無重力の「静けさ」へ解放されたヨボヨボジジイ。クリアー(明晰、鮮明、透明)な空中に浮かんでいるクリアーなヨボヨボジジイの至福。

 なんて清々しいんだ。空間だけではない、ヨボヨボジジイ自身がクリアーなのだ。ヒャー!明晰で、鮮明で、透明で、空気より軽いみずみずしい精神と肉体。夜中から未明のどこかで、クリアーなヨボヨボジジイが、明晰で、鮮明で、透明な大自然の「静けさ」の...
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2023年(10) 1月26日にコロナ隔離解除。不治30%、先が見えた突発性難聴、ヨボヨボジジイファイテイングポーズ崩さず。

 ステロイドの点滴投与が一週間で終わり、月曜から内服薬治療に変わった。隣のヨボヨボは点滴スタンドを杖がわりに、よっちらこっちらトイレや歯磨きにいそしんでいる。ベッドの上で上半身を起こし、ボロボロこぼしながら食事をする向かいのヨボヨボは、看...
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2023年(9) 尿瓶さえ愛おしいセンチメンタルジジイ、真冬のミンミンゼミの鳴き声に騙されるな。

 向かいの新人ヨボヨボ隔離患者は無音で寝ている。付きっきりの看護師さんの不穏の態度も無音。ヨボヨボジジイ、無音の深夜のトイレに立つ。頭の中の籠る騒音だけが不快だ。無音の行路、無人のフロアーは目に見えて無音だ。トイレのドアは無音で閉まる。ズ...
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2023年(8)  生命力の無償の贈与、太陽の塔のテーマのひとつだ。病院の屋上から黄金の顔が望めるかも?

 人は五感(視力、聴覚、臭覚、味覚、触覚)を通して世界に溢れている生命力の兆しを無償で感受できる。幸運なことだ。聴覚を失うと、歌や、音楽や、人の声。鳥のさえずりや赤ちゃんの泣き声や、優しいせせらぎの音は体内に入ってこない。その無償の生命力...
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2023年(7) 両耳難聴者熟考し、嫁とスマートフォンは神器だと結論出す。スマートフォンは無言(文字だけ)でコミュニケーション可能だし、嫁は無償でこきつかうことが可能だ。へへへ・・・。

 1月15日入院初日の昼過ぎ。下の絵の如き状態の時、携帯と財布が手元にあることを知ったヨボヨボジジイ、緊急入院時に、冷静に対処した嫁に感謝した。 突発性難聴で両耳が聞こえなくなり、意識も肉体的機能もぶつ切りの輪切りにされたヨボヨボジ...
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