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2023年(9) 尿瓶さえ愛おしいセンチメンタルジジイ、真冬のミンミンゼミの鳴き声に騙されるな。

 向かいの新人ヨボヨボ隔離患者は無音で寝ている。付きっきりの看護師さんの不穏の態度も無音。ヨボヨボジジイ、無音の深夜のトイレに立つ。頭の中の籠る騒音だけが不快だ。無音の行路、無人のフロアーは目に見えて無音だ。トイレのドアは無音で閉まる。ズ...
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2023年(8)  生命力の無償の贈与、太陽の塔のテーマのひとつだ。病院の屋上から黄金の顔が望めるかも?

 人は五感(視力、聴覚、臭覚、味覚、触覚)を通して世界に溢れている生命力の兆しを無償で感受できる。幸運なことだ。聴覚を失うと、歌や、音楽や、人の声。鳥のさえずりや赤ちゃんの泣き声や、優しいせせらぎの音は体内に入ってこない。その無償の生命力...
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2023年(7) 両耳難聴者熟考し、嫁とスマートフォンは神器だと結論出す。スマートフォンは無言(文字だけ)でコミュニケーション可能だし、嫁は無償でこきつかうことが可能だ。へへへ・・・。

 1月15日入院初日の昼過ぎ。下の絵の如き状態の時、携帯と財布が手元にあることを知ったヨボヨボジジイ、緊急入院時に、冷静に対処した嫁に感謝した。 突発性難聴で両耳が聞こえなくなり、意識も肉体的機能もぶつ切りの輪切りにされたヨボヨボジ...
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2023年(6) コロナ患者隔離病棟「510」号室。隔離明けの隣のヨボヨボが退院し、新たなヨボヨボが入室する。「ステロイド点滴投与治療」ヨボヨボジジイ、治療名にちょっと興奮する。

 耳のちょうしはどうですか?看護師さんの文字、全然聞こえないと答えると、2回目のステロイド点滴の準備をしながら看護師さんが微かに頭をかしげたのを、ヨボヨボジジイは見逃さなかった。『不安』を針の先でチクッと刺されたが、今日を入れてまだ6回も...
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2023年(5)  ヨボヨボジジイ、日替わりアイドルを完食す。ボケ防止対策か?病院側の経営戦略か?ヨボヨボジジイ、アイドルにくびったけ!

 あれ?今は午前か午後か?入院してから何日たったんだ?頭部が鉛の箱にスポッと収まているヨボヨボジジイに、時間が流れる外部との接続はない。入院してから、2日か?3日か?朦朧としている頭が焦る。思い出せ!時間の、1日の、基点があるはずだ。思い...
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2023年(4)  38.7、174、135/78、「510」、30。  ステロイドの点滴投与治療が始まった。

 早朝6時、点灯、使い捨ての温かいおしぼりが袋から出して振られる。7時、朝食用の割り箸とスプーンがサイドテーブルに置かれる。8時朝食だ。入院2日目、初朝食はお粥とおかずと棒チーズと紙パックの牛乳とフルーツ。(デイスボ食器)おかずとフルーツ...
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2023年(3) 突発性難聴のヨボヨボジジイ真夜中の苦闘その2。新たな突発性症状に苦闘するヨボヨボジジイに神の恵みを!

 パニクっていた脳みそと体の機能が、難聴の症状に少し慣れたのか、夕方になると、転落防止用のサイドレールを握ってだが、ヨボヨボジジイは上半身を起こせるようになった。尿瓶を使ったのは初めてだ。ちょいエロい気分になった。このボケ!  晩飯...
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2023(2)  転院先は千里にある関西メディカル病院、無音のコロナ病棟でヨボヨボジジイ真夜中の苦闘その1。

難聴の友人K,S(72歳)「なんちょう、なんちょうって、豆腐みたいに言うな」  転院先の関西メディカル病院に到着。ストレッチャーからストレッチャーへ、そしてようやく病室のベッドへ、その都度、自力で移れと看護師さんの仕草、冷たい気もす...
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2023年(1)  コロナ感染により右耳突発性難聴!これで両耳聴覚を失い脳みそがパニックをおこしヨボヨボジジイ昏倒!救急車で搬送されたヨボヨボジジイの痴と涙。

 2022年、12月23日。「正月の集まりは無し、コロナに感染し家族4人隔離期間に入った」と明石市に住む娘からラインがあった。  奮発して購入した正月用のカニは明石の娘の冷凍庫の中でカッチカッチ。豊中のヨボヨボジジイの冷凍庫には、元...
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2023年1月30日。ヨボヨボファイター(68)ブログを始めた。戦うためだ、敵はもちろんヨボヨボを狙って嘲笑う奴らだ。例えばコロナ菌だ。

 2023年1月15日午前9時ごろ、左耳難聴のヨボヨボジジイに、コロナ菌が追い討ちをかけるように右耳突発性難聴を発症させた。ヨボヨボジジイ両耳の聴覚を失いたまらず昏倒。立て!ヨボヨボジジイ。まずは、この突発性難聴野郎をぶっ倒せ。
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